【Sales force】役に立つSales force資格とTrailhead勉強方法
- 2023.03.24
- ITスキル
- Sales force
【Salesforceとは?】
Salesforceとは、世界最大級のクラウドアプリケーションサービスです。営業の効率化やマーケティングオートメーションが注目されるにつれ、Salesforceのサービスを導入する企業も増えています。
また、Salesforceはサービスやカテゴリ毎に認定資格を設けています。このため、Salesforce認定資格を取得することで、サービスの知識や導入・運用スキルを証明することができます。
【Salesforceの製品一覧】
よく混同される場合があるので「Sales Cloud」と「Service Cloud」、「MA」の違いについてもまとめています。
Salesforce Sales Cloud(SFA)
・Salesforceでの最も有名で人気のある製品でSFA(営業支援)を行う
・リード、顧客、販売に関する情報をすべて 1 か所に保持するクラウドベースの CRM プラットフォーム
・SFAで営業と生産管理をリンクさせることで精度の高い需要予測を立てることができ、生産ラインを適切にコントロール
Salesforce Service Cloud(CRM)
・オムニチャネルルーティングなどカスタマーサービスが主目的
・デバイスやプラットフォームをまたいですべてのまたは特定の顧客に対しメッセージを送ることもでき、自動応答や進捗管理も活かしつつ顧客満足度やセルアップに貢献することができます。
・契約済みの顧客に対するアフターフォロー
Salesforce Marketing Cloud / Account Engagement(旧:Pardot)(MA)
・MAの導入で各プロダクトに横串を通す
・個々の顧客の状況に合わせたコンテンツを数多く、しかもタイミング良く発信でき、PDCAを高速で回すことができます。
・Marketing Cloudは、BtoC向けのビジネス対象者に向いているMAツール
自社商材に興味関心のある顧客層を集客して、Webサイトや実店舗で購買行動を起こしてもらうビジネスモデル
・Account Engagement(旧:Pardot)は商談を必要とするビジネスモデルに向いている
商談化を目的に、見込み客の興味関心を高めて確度の高い状態で送客する点がBtoB商材の商談ビジネスに適している
【Salesforce認定資格について】
Salesforce認定資格とは、Salesforceを使用するにあたり、該当分野で必要なスキルを証明するグローバル資格です。Salesforce認定資格は、それぞれ試験範囲が広く、様々な知識を幅広く要求されるため、難易度が高い試験と言われています。
Salesforce認定資格は、大きく分けて「管理者/CRMコンサルタント」、「開発者/アーキテクト」、「マーケティング」の3つに分類されます。
【おすすめのSalesforce認定資格】
管理者/CRMコンサルタント向け
Salesforce認定 アドミニストレーター
Salesforce CRM管理者を対象に、Salesforceの基本的なカスタマイズ、設定、管理に必要な知識を認定した資格です。
基本資格:Salesforce認定 アドミニストレーター
Salesforce認定 上級アドミニストレーター
Salesforce認定 Sales Cloudコンサルタント
コンサルタントとして、業務要件に基づき、Sales Cloudに関するソリューションの設計や実装スキルを認定します。Salesforce CRMに関する知識、営業プロセスに最適なシステム設計、システム構築に関する問題が出題されます。
Salesforce認定 Service Cloudコンサルタント
Service Cloudとは、カスタマーサービスやサポート向けのクラウドサービスです。認定Service Cloudコンサルタントは、カスタマーサービスやサポート向けの業務要件に基づき、Service Cloudソリューションの設計、構築できるコンサルタントを認定します。
開発者/アーキテクト向け
基本資格:Salesforce認定 Platformデベロッパー
Salesforce Platformでの開発言語であるVisualforceやApexを用いたアプリケーション開発の知識やスキルを証明する認定資格です。プログラミングはもちろん、テスト、デバッグ方法などが出題されます。
Salesforce認定 SFCCデベロッパー
マーケター向け
Salesforce認定 Pardotスペシャリスト
Pardotは、BtoBマーケティングを支援するMAツールです。顧客のWebアクセス分析、ランディングページの作成、メールシナリオの作成などの機能があります。
Salesforce認定 Marketing Cloudアドミニストレーター
Marketing Cloudは、BtoCマーケティングを支援するMAツールです。認定MarketingCloudアドミニストレーターは、Marketing Cloudの機能、構成オプション、実装スキルを認定します。
【Salesforce認定資格の勉強方法】
Salesforce公式の学習ツールである「Trailhead」を活用しましょう。TrailheadはSalesforceが無料 で提供 しているe-learningツールです。Trailheadでは、 学習 トピックが「モジュール」という単位でまとめられており、さらにモジュールは「単元 」という単位で細分化されています。
このため、Salesforce認定資格ページで出題の割合が高い箇所のモジュールを選び、そこを中心に学習しましょう。
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STEP.01
- 需要が高いスキルを学習する
- どこからでも、成功に必要な Salesforce やデジタル、ソフトに関する実践的なスキルを無料で学ぶことができます。
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STEP.02
- 履歴書に書ける資格を取得する
- スキルを証明し、現在と将来の雇用主に専門知識を実証するために、世界で認められる資格を取得しましょう。
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STEP.03
- チャンスにつなげる
- グローバルな Trailblazer Community に参加して、関連するスキルを学び、他の Trailblazer とつながって社会に貢献しましょう。
【Trailheadのおすすめコース】
APIの基本
APIを使用した開発の基本とメリットについて学びます。Integration Trailblazerへのキャリアに進んでいくことが可能です。
APIの基本コース
データモデリング
【まとめ】
Cloud 1.0時代は、世界がwebでつながり、Cloud 2.0時代にSNSとスマートフォンによって個人間のつながりが強まりました。さらに現在はCloud 3.0時代であり、オフィスだけでなく自宅からでも、SlackやWeb会議で仕事をこなせるようになり「どこからでも仕事ができる時代には、誰もが開発者になる」時代と言われています。そのような背景でノーコードの開発ツールやローコード開発ツールであるSalesforce Platform、コンポーネントのドラッグ&ドロップだけでアプリケーション画面を開発するツール「App Builder」が注目されています。
Salesforce認定資格はやや難易度が高いと言われている資格試験ですが、取得するとSalesforceの知識や構築・運用スキルをアピールすることができます。また、Salesforceの公式e-learningサイトである「Trailhead」を活用すれば、無料で学習することができます。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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