【Chat GPTの便利な使い方まとめ】チャットGPTを活用するアイデアや事例11選!!

【Chat GPTの便利な使い方まとめ】チャットGPTを活用するアイデアや事例11選!!

【Chat GPTとは?】

ChatGPTは、高度なAI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービスです。チャットGPTの正式名称は「ChatGPT」で「Generative Pre-trained Transformer(ジェネレーティブ・プリ・トレーニド・トランスフォーマー)」の略です。
ChatGPTは、2022年11月30日に公開され、2023年1月に1億人のアクティブユーザーを記録したといわれています。

今ならデータ量に制限はあるものの無料で始められます。(海外の情勢を見る限り今後は有料化していくと思われます。)

さて、せっかくなのでChat GPTとは何かについてChat GPT本人にも聞いてみました。

このようにチャットベースで質問するとすぐに回答してくれます。

ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理モデルです。GPT-3.5アーキテクチャをベースにしており、一般的な言語タスクに対して高いパフォーマンスを発揮することができます。ChatGPTは、自然言語での対話や文章生成など、多岐にわたる応用があります。

ちなみにChat GPTはOpenAIという非営利目的のAI研究所が開発をした、チャットボットなのですが、歴史的にはイーロンマスクなども投資するオープンソースの非営利プロジェクトとして開始しましたが、その後イーロンマスク氏が自社のAIプロジェクトとの競合などの影響もあり離脱することに資金面でサポーターを探すことになり、マイクロソフトが出資して営利団体の子会社を設立するという中々複雑な経緯を辿っています。

【Chat GPTを始めるまでの流れ】

Chat GPTを始めるのは非常に簡単で下記のChat GPT公式サイトから無料登録すればすぐに試すことができます。(Get startedボタンから無料登録)

Chat GPT公式サイト

ちなみにChat GPTに何かを依頼する際には以下のステップで依頼すると精度が上がりやすいです。
1,【設定】初めに概要や設定を伝えてから(「広告文を書く人として答えて」「エンジニアとして振る舞って」などどの設定で何をしてもらいたいか)、
2,【内容】次に具体的な指示を出し(「高級なカメラの魅力を伝えたい」「LINEボットを作りたい」など具体的な内容を共有)、
3,【命令】最後に温度感を伝える(「丁寧に書いて」「プログラムを実行するまでのステップを教えて」など文章の温度感や命令を伝える)

もし、google spread sheetやAdaloなどのノーコードツールと連携させて使いたい場合の基本的な流れは下記のようなステップです。

  • STEP.01

    ChatGPTのアカウント取得
    まずChatGPT公式サイトからSIGN UPしてアカウントを取得
  • STEP.02

    API Keysの取得
    Personal -> API Keys -> Create new secret keyから取得
  • STEP.03

    APIの連携
    各種利用したいサービスのAPI連携フォームに貼り付けて連携完了です

【Chat GPTが得意な領域】

Chat GPTが得意な領域

・文章の校正、要約(〜を校正して。要約して)
・spreadsheetやサイトのソースコードを書いてもらう(〜という文字列の数を検索したい場合のコードを教えて。)
・アイデア出し、ブレスト(〜についてアイデアを教えて)
・論点の整理(〜について表形式で比較表を作成して。)
・アイデアの提案(〜のキャッチコピーをいくつか提案して。〜のブログ、小説、プレスリリースを書いて。)

従来のAIでも対応できていた議事録や要約といった作業からさらに進んで、アイデア出しや小説を書くといった非常にクリエイティブな要素が求められる作業についても一部対応でき始めているというところがChat GPTの凄さかと思います。

【Chat GPTが苦手な領域】

Chat GPTが苦手な領域

・旅行日程を組む(どこでどれくらいの時間を過ごしたいのかは人の性格にもよって変化します。最適なプランの提案はまだまだ人には敵いません。)
・美味しいレストランを探す(美味しいの定義も人それぞれです。辛いものが好きか和食が好きかなど人によって変化する要素が強いものはまだまだ苦手です。)
・変化する定量的なデータを答える(競技人口やキリスト教徒の数など定義や時期によって変動するデータはどれを正解とするか決められないため不確かな数値を答える場合があります。またChat GPTは2021年までのデータしか現状持っていません。)

下記の「AIの進化と日本の戦略」 の資料に得意領域が分かりやすくまとめられています。


※松尾豊(東京大学教授):「AIの進化と日本の戦略」 の資料から抜粋

【Chat GPTで具体的にどんなことが出来るのか?】

Chat GPTはAIがあらゆるデータを学習して回答してくれるのでアイデア次第で非常に汎用性があります。例えばプログライミングのコードを聞いて代わりに書いてもらったり、仕事の資料を英語に翻訳してもらったり、会社のデータを表にまとめてもらったりといった使い方が考えられます。本当にアイデア次第で色んな広がりが期待できるサービスであることが実感できると思います。では具体的にChat GPTはどんなことに使うことが出来るのか事例を見ていきましょう。

1,自由なアイデアから、ChatGPT搭載ボットを作れるサービス

自由なアイデアから、ChatGPT搭載ボットを作れるサービスも登場しています。「庶民の悩みを解決する織田信長ボット」や「英語のレッスンをしてくれる先生」など面白い設定のボットが数行の設定文だけで作れてしまいます。
chatify

他にも命令文(プロンプト)のアイデア次第でいろんなサポートが受けられます。
・あなたは中小企業診断士です。次の損益決算書をもとに業績改善のアイデアを出してください。
・あなたはECサイトのwebマーケターです。以下のExcel表のコピーを参照して課題と改善点のレポートを作ってください。
・あなたは携帯電話会社の店員です。質問をしながらおすすめのプランを診断してください。
・以下のHTMLからデータを取得して一覧でください。必要な情報は以下です。

2,プレスリリースをChat GPTが書く

ChatGPTは文章を要約することも得意なのでweb上にある程度情報が公開されている内容であればChat GPTがプレスリリースを書くことも可能です。下記リンクからChat GPTが実際に書いたGaudiyという企業のプレス事例を見ることが出来ます。
Gaudiyのプレス事例
「なお、このプレスリリースは全てGPT-4が作成しました。」と記載のあり面白いです。今後もこんなプレスリリースが増えていくかもしれませんね。

3,「Make × ChatGPT API」zoom議事録を要約してslackで通知する

zoom議事録を要約してslackで通知するといった使い方もあります。こちらはビジネスのシーンでも頻繁に必要となる使われ方で需要もおおおいかと思います。具体的な実現方法はこちらのYoutubeで分かりやすく解説されています。

4, 「Adalo x ChatGPT API」のAI診断アプリの実装

AdaloやGlideといったノーコードツールとの組み合わせでさまざまなツールを作ることができます。

Adaloの事例
Glideの事例

5,冷蔵庫の中身の画像を読み取って料理メニューを提案

まだ一般公開はされていないものの画像を認識して回答することも研究されており、冷蔵庫の中身の画像を読み取って料理メニューを提案といったことが例として挙げられています。

6,アレクサを使ってChatGPTと音声で会話する

7,対話型AIの「ChatGPT」をLINE上で使えるように

対話型AIの「ChatGPT」をLINE上で使えるようにした「AIチャットくん」が、リリースから3日で登録者が20万人を超え、話題になっています。

8,ChatGPT-4で色んなゲームが数分で完成

9,chrome拡張機能で色々なサービスとChat GPTとの親和性を高める

・ChatGPT for Google 
Google検索時にChatGPTでの応答結果も表示する
・Voice Control for ChatGPT
ChatGPTと音声で会話できるようになる

10,GPT-4を使ってバグを自動で修正するプログラム「Wolverine」

ChatGPTにコードを自動生成してもらう場合にまだまだバグがあることが多いのですが、ChatGPTのすごいところはそのエラーを再度分析して解決できるところです。そこを自動化したシステムも登場したようです。

BioBootloader氏が開発した「Wolverine」は、バグのあるスクリプトを実行し、表示されたエラーメッセージをキャプチャしてGPT-4に送信して、何が問題であるかを自動的に尋ねるプログラムです。BioBootloader氏は「スクリプトを実行し、クラッシュすると、GPT-4がスクリプトを編集し、何が悪かったのかを説明します」「多数のバグがある場合でも、全てが修正されるまで、繰り返しこの動作を実行します」と説明しています。

11,文章からマインドマップを自動生成「マインドマップAI」 ChatGPTで構築

テーマについて整理するときによくブレストしながらマインドマップを作成することがあるかと思いますが、そこもChatGPTは手伝ってくれます。

テーマや文章を入力するだけで、マインドマップを自動生成できるサービス「マインドマップAI」を、個人開発者の矢野さとるさんが4月11日に公開した。ChatGPTを活用したサービスだ。

【まとめ】

ChatGPTは今後もgoogle検索に置き換わる可能性のある革新的なサービスとして注目されていくことが考えられます。ただし、あくまでweb上で学習した内容をもとに回答しているため元のソースの信頼性が不十分だったり古い内容を答える場合がありファクトチェックは必須です。(ちなみにgoogleもBirdという類似のチャット型AIを検索エンジンに組み込むプロジェクトを進めています。)
また、ChatGPTとノーコードツールを使ったシステムの作成はアイデア次第で無限の可能性を秘めていると思います。検索やプログラミングという作業自体は無くならないかもしれませんが、大枠の部分はChatGPTのようなAIに提案してもらった上でその上にさらにCreativeな要素を追加していくことが今後のスタンダードになっていくかもしれません。

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