無料オンライン大学講座(Moocs)比較
Moocs(ムークス)とはMassive Open Online Courses の略で、「大規模公開オンライン授業」の意味です。欧米はもちろん日本でも京大や東大をはじめとした多くの大学がMoocsのネットワークに参加して講義を公開しています。大学側としても大学の講義を公開して興味を持った生徒に入会してもらえるなどのメリットがあります。
◇メリット
なんといっても無料、東大生やプロ講師など講師の質も上がってきている、好きな時間に自分のペースで学べる
◇デメリット
モチベーションが続かない、分からない問題が出た時に直接聞けない、レベルの高くない講師の動画レッスンも存在する
Coursera(コーセラ)
アメリカのスタンフォード大学の教授らが設立。参加大学は、スタンフォード大学、プリンストン大学、カリフォルニア大学バークレー校、ミシガン大学など、アメリカの名門大学や、東京大学なども参加。
Udacity(ユーダシティー)
スタンフォード大学コンピュータ科学・電気工学科の元教授・セバスチャン・スランが設立。
コンピュータサイエンス専門の無料オンライン大学です。プログラミングや人工知能などを学べます。
edX(エディクス )
ハーバード大学と、マサチューセッツ工科大学が合同で設立し、カリフォルニア大学バークレー校も参加。あの有名なマイケル・サンデル教授の政治哲学の講義「JUSTICE(正義)」も視聴できます。
Futurelearn(フューチャーラーン)
イギリスの放送大学(Open University)により設立。
バース大学、レスター大学、ノッティンガム大学などのイギリス国内の大学などが参加。
Khan Academy(カーンアカデミー)
インド系アメリカ人のサルマン・カーンによって創設。
対象は、幼稚園児から高校生です。無料の講義がたくさんYOUTUBEにあがっており、貧困層の教育に大きく貢献しました。
Khan AcademyのYouTube(ユーチューブ)の公式チャンネル
放送大学
興味のある1科目から大学卒業資格まで約9万人が学んでいる日本の通信制大学です。
単位を取得するために履修する場合は学費が必要になりますが、授業はテレビ・ラジオで放送されています。
manavee(マナビー)
現役東大生が立ち上げた無料学習動画の配信サイトです。すごいことに無料サイトでありながら広告収益を得ておらず全て寄付で運営しています。大学生を中心とした先生の動画授業を見て、予習・復習やセンター・二次試験対策をすることができます。
まとめ
文科省も力を入れるオンライン教育はとても進歩していっていますね。また、Moocsやmanavee、Tryitなどのオンライン動画レッスンは、インターネット通信環境が整っていれば、無料で受講できます。本来なら、塾に通ったり大学に合格して高い授業料を支払って受ける授業が無料で自宅で受けられるのです。しかも、オンラインで情報交換したり、宿題や最終試験を課す講座もあり、単位が取得できたりします。教育のICT化(Information and Communication Technology)によって今後は教育分野の無料化が進みそうです。
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